家の天井は高い方が良いか?低い方が良いか?
この質問をするとほとんどの人が高い方が良いと答えるでしょう。
天井の高さについて考えます。
- 多くのメーカーの天井高さは2m40㎝が基本
- 天井が高いのはメリットだけではない
- 開放感を出すポイントはメリハリ
標準的な天井の高さ
建築基準法では天井高さは2m10㎝以上を居室としてますが、
現在の注文住宅・建売・マンションで一番採用されている天井高は2m40㎝です。
住宅展示場で、いろいろなメーカーを見学すると各メーカーの担当者は天井高をPRし、開放感を強調します。
そんなことからも、ほとんどの人は
天井が高いこと=良いこと
という感覚を持っている方が多いです。
天井を高くしたときのデメリット
天井を高くした時のデメリットを3つ紹介します。
1つ目は、天井を高くすると上階に上がる際の階段の段数が増えたり、こう配が急になったりします。
2つ目は、容積が増えることによって、エアコン効率が悪くなります。
3つ目は、天井が視界に入らないと落ち着かない空間になります。
天井を高くする場合の注意点
天井を高くしたいと考える方の多くは、開放的な空間が欲しいということが理由です。
しかし、全体的に天井を高くしても、私の経験上、開放感を感じません。
人は天井の高さで開放感を感じるのは、低いところと高いところのギャップを認識した時です。
例えば、一部床を下げてダウンフロアにしたり、リビングだけ天井の高さを上げたりするのです。
ポイントは部分的に低いところと高いところをつくるメリハリです。
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